仕事の打ち合わせで茅ヶ崎へ。
電車のなかで
『走ることについて語るときに僕の語ること』を読む。
読んでいて、胸がつまった。
46ページのあるところ。
村上さんが小説家になろうと思ったときの話で
そのことについては、以前、何かで読んで知っていた。
知っていたけれど、そこを読んだら、涙があふれそうになった。
家でひとりで読んでいたら、多分、泣いていたと思う。
1ページ、1ページ、ページをめくる。
横浜をすぎたあたりから
電車の窓から見える空が、どんどん広くなっていく。
高い建物がへり、視界が開けてくる。
ときどき、窓の外に目をやり、空の色を確認して
本に目をもどす。
茅ヶ崎につくまでの1時間、そんなふうに本を読んだ。
わたしは17歳のとき
「これからは生きている人の本を読もう」と決めた。
電車通学をしていたので、
往復の時間は、わたしの読書時間だった。
つまらない授業のときも、机の下で本を開いていた。
(主に数学と古文の時間です
数学の授業は高校3年間、まともに受けたことがありません)
あるとき、あとどれくらい本が読めるか、とふと考えたら
いま世の中にある本のなかで読めるのは、
ほんのひと握りなんだなと思った。
そのとき、おなじときを生きている人の言葉を
読んでいこう、と思った。
村上さんの本は、20代半ばからずっとそばにある。
今日、電車のなかでページをめくる度
どうして自分が「村上春樹」がすきなのかがわかっていく気がした。
久しぶりに降り立った茅ヶ崎駅から見る空は、
電車の窓から見えていた何倍もの大きさだった。
冬の日ざしが、空を明るく照らし
12月にしてはあたたかい風が、海のほうから吹いていた。
つづきは、また、明日。
読みつづけたい気持ちを抑えて、本をトートバックにもどした。
そして、打ち合わせの場所にむかった。

comments
今日友達の家に行って、初めて廣瀬さんの本を見つけて読みました。すごく共感というか、やばいと思った。ためになる本を初めて見つけた。言葉に入りこみました。
全部自分の時間だ。
ファンになったっす!これからも頑張ってください。なにをって感じすけどね(^v^)
posted by ゆうすけ at 2007.12.05 AM 5:01
『走ることについて語るときに僕の語ること』私も読み始めました。
題名が気になっていたことと、何かを始める時期だと自分で感じていることと、46ページを読みたいと思ったことから。
もともと、速読ができない私ですが、より一層ゆっくり読んでいます。
そして、何度も読み返したくなる文章に自分なりに折り合いをつけながら先へ進めています。
読み終える頃に、私も走り始められるだろうか、走り始めたい、と思っています。
posted by mio at 2007.12.07 AM 11:33
わたしは今年6月日本に出勤する時、本屋さんに何か探しているとき、広瀬さんの本を見つけた、少し読んで、好きになった。めっちゃう嬉しい、「スキ」、「サヨナラ」、「LOVE BOOK」など、幸せ~~と思っていた。そのごろから、毎日、広瀬さんの本を読んで、自分の生活、自分の言葉、自分の未来な気持ちを持って読んでいた。
いろいろのことで、いろいろの人のおかげで、感謝しますって感じがある。
廣瀬 裕子さん、ありがとう!!
posted by Tamia at 2007.12.07 PM 12:01
はじめまして。
先日、図書館で「ハッピーライフカタログ」を借りて読みました。とてもすてきな内容で、廣瀬さんの本をもっと読みたいと思い、調べるとなんとHPがっ。
うれしくなってコメントしてしまいました。
そして廣瀬さんが同じ年と知り、ますます勝手にうれしくなっています。
今日から楽しみがひとつ、増えました。
posted by kaorin at 2007.12.07 PM 12:25
茅ヶ崎在住廣瀬さんファンです!大地の本作りイベントに参加してますますファンになりました。ブログを拝見して「茅ヶ崎でお仕事」にびっくり!!というのも先日駅ビルラスカのアンケートに”廣瀬さんのトークショー”の企画希望と書いたのです。もしかしたら??来年3月に海外へ引越してしまうのでその前に是非実現したらうれしいです。
posted by massu at 2007.12.10 PM 11:01
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